旅の記録50 奄美の島巡り

■日程■
2007/5/2-5
■距離■
@24.5km A26.7km
B32.1km C8.9km
■同行者■
ガイド1
■交通■
[行き]
古仁屋から車
[帰り]
古仁屋からバス


 クーランマランの奄美キャンプツーリングに参加しました。奄美の大島海峡は、毎年6-7月頃、日本で最大のシーカヤックマラソンが開催されることで有名なフィールドです。今回は純粋にツーリングを楽しむためにやって来ました。
 飛行機が奄美空港に着いたのは13:30頃。それからバスを乗り継いで、古仁屋(こにや)に着いたのは17時でした。奄美は森が深いので、陸路での移動はとても時間がかかります。

 ガイドの福田さんと古仁屋の港で落ち合い、食料の買い出しと、カヤックの受け取りをしてから出艇地のヤドリ浜キャンプ場へ車で移動しました。
 翌朝は、まず対岸の安脚場(あんぎゃば)へ渡り、戦時中に作られた要塞の廃墟などを見物。その後、請島(うけじま)へと向かう海峡では、正面から非常に強い風が吹き付け、早速奄美の海の厳しさを思い知らされました。

 請島では、デイゴの花が咲き始め、集落のあちこちで子ヤギが飛び跳ね、南国の田舎情緒あふれる雰囲気。この島で福田さんの親戚を訪ねたところ、ご厚意で一晩泊めて頂くことになりました。戦時中、奄美で米軍の空襲があった話や、福田家のルーツの話など、いろいろ興味深い話を聞かせて頂きました。

 2日目は、請島から与路島(よろじま)への海峡横断で始まりました。ここは非常に速い潮流と、外洋からのうねりがぶつかり、さらに暗礁も多数点在する難所です。大潮の潮流は最大10ノット(時速18.5km)と言われますが、浅い暗礁地帯以外は数ノット程度で、少し上流に向けて漕げば問題なく渡れる程度でした。この日は高気圧が奄美の真上に居座り、ほぼ完全にベタ凪だったのが幸いでした。浅瀬で湧き上がる海流の周りでは波が打ち消され、油を流したような滑り感のある不思議な空間が広がっていました。

 海峡の途中にあるハンミャ島で一旦上陸。西側の急斜面には、高さ30mぐらいまで砂が吹き上がっている浜があり、駆け上がったり、滑り降りたりするのが非常に楽しい。思わず童心にかえって転げ回ってしまいました。道具があれば、サンドスキーもできそうです。

 与路の集落では、テーブルサンゴを積み上げて作った石垣などを見物。翌日には、船漕ぎレースもあるらしく、活気がありそうな集落でした。
 ここで、翌日から参加予定だったお客さんが来れなくなるという連絡。当初は、この後、古仁屋に戻る予定だったのですが、このまま進んで加計呂麻島を一周することにしました。

 海況は非常に良かったので、与路島の南を回って長い西岸を北上。この日は、無人島の須子茂離(すこもばなれ)でキャンプしました。日が落ちると少々冷え込み、焚火が心地良い一夜でした。

 3日目は、まず大島海峡の西の入り口にある江仁屋離を訪れました。この島も無人島ですが、島内に歩道があって、景色が良い場所まで登ることができます。兵舎跡などもあり、あちこち探検しながら2、3日キャンプするのにも良さそうな島です。

 実久(さねく)の店で買い物とランチを済ませてから、大島海峡に入ります。運悪く、向かい風、向かい潮のタイミングで、漕ぎ上がるのはとても大変でした。途中の湾の入り口で、休憩を兼ねたスノーケル。まだ海水温は低くて寒かったですが、色とりどりのサンゴや、大きなシャコガイを見ることができました。奄美のサンゴはオニヒトデの被害で大部分が死滅しているようですが、ここでは綺麗なサンゴが生きていました。

 その後は、呑之浦(のみのうら)のマングローブ林へ。奄美は、マングローブ林の北限です。しかも呑之浦の川は小さく、マングローブ林ができるぎりぎりの環境のようです。狭いところは数メートルの幅しかありませんが、ひっそりとマングローブの木々が育っていました。この夜は、古仁屋の街の明かりが見える海岸まで移動して、最後のキャンプ。

 4日目、最終日。午後から雨の予報だったので、早目に切り上げることにします。勝能の集落と、スリ浜のリゾート地に少し立ち寄ってから、古仁屋へ戻りました。風がかなり強く、古仁屋港付近では岸壁で波が立ってスリリングでした。港の端で上陸させてもらい、4日間のツーリングは無事終了。奄美の海を満喫できた4日間でした。