長さ | 4.68m | |
幅 | 71cm | |
重さ | 15kg | |
積載量 | 204kg |
【特徴】 |
空気で膨らませるタイプなのに、フレーム構造を持つ、極めてユニークなカヤック。シットオントップカヤックとしては漕ぎやすく、スピードもそこそこ出ます(巡航速度5〜6km)。 |
【利点】 | ・組み立てが簡単。 ・荷物がラフに大量に載せられる。 ・オープンデッキなので、乗り降りが楽。 ・すぐに海に飛び込める。スノーケリングの足として最高。 ・夏は涼しくて気持ちがいい。 ・疲れたら寝転んで休憩ができる。 ・2人乗りも可。 |
【欠点】 | ・スピードがやや遅い。普通のカヤックと比べると、7〜8割ぐらいです。通常のツーリングなら、やや遅れながらも付いていく事はできます。腕力の弱い女性には厳しいかもしれません。 ・水上に出ている部分が多いので、風に弱い。スケッグを下ろしていれば、それほど流される心配はありません。 ・オープンデッキなので、冬は寒い。でも、実際は、漕いでいる間は真冬でもそんなに寒くありません。むしろカヤックでは、夏の暑さの方がずっと問題です。 ・重心が高く、バランスを崩すと転覆しやすい。 ・気温変化や太陽の熱で、チューブ内の空気の体積が変化する。冷たい水につけるとふにゃふにゃになり、再度ポンピングする必要が出る場合があります。真夏の炎天下では、少し空気を抜いておかないと、破裂する危険もあるそうです。 |
【安全性】 | 強風や、速い潮流の中など、厳しい条件でも漕ぎ続けるためには、スピードによるところが大きいので、その意味では不利ではあります。 しかし、一般的なカヤックよりも確実に有利な点があります。1つ目は、転覆しても、すぐに起こすことができ、簡単に再乗艇できること。2つ目は、4本の独立したエアチューブが確実な浮力体となり、波をかぶっても水が自然に抜けること。カヤックが全く制御不能になるほどの、大荒れの天候になったら、長く生き延びられるのは、Javaかもしれません。とは言いつつも、向かい風の中を苦労して進む時は、あと少しのスピードと、風の抵抗の少なさを切望してしまうのは事実です。 |
【組み立て】 | カヤックの組み立てだけなら、15分程度です。ポンピング時間は約5分。出発前は、組み立てだけではなく、買出し、水汲み、着替え、キャンプ道具のパッキングなど、いろいろやることがあり、1時間ぐらいはかかります。 フォールディングカヤックは、組み立てが面倒という人もいますが、やってみると大したことではありません。 |
【運搬】 | Airlineシリーズは比較的軽量ですが、キャンプ道具も合わせると、30kg以上の重さになるので、担いで運ぶのは非常に困難です。カートを付ければ、軽々と運ぶことができるので、数キロ程度の移動や、電車など公共交通機関を利用することもできます。しかし、バスの車種によっては、スペース的にきつかったり、混雑すると降りられなくなる場合もあります。 |