旅の記録25 宇和島・由良半島1周

■日程■
2005/09/17
■距離■
29.3km
■同行者■
ガイド(杉本氏)
■交通■
[行き]
宇和島まで夜行バス
その後、車で送迎
[帰り]
車で送迎


 連休をつなげて9日間の休みを取り、長旅に出ました。前半は、クーランマラン人力旅行社の、2泊3日宇和島キャンプツーリングに参加しました。宇和島までは、大阪からの夜行バスを利用。今回のツアーに参加するお客は、なんと私だけでした。一人のためにわざわざ徳島から車で来て、ずっとガイドをしてもらえたのは感激です。
 予定通りの行動をする必要もなかったので、私の希望を取り入れてもらいながら、気の向くままに、あちこち車で移動しながら漕ぎました。結局、宇和島周辺を漕いだのは、最初の1日だけ。2日目は足摺岬、3日目は四万十川、さらにもう一日追加してトレッキングと、まさに四国のいいとこ取りした4日間でした。
 ガイドの杉本さんとは、マキノのフェザークラフトミーティングで少しお話したことはありましたが、一緒に漕ぐのは初めてです。年齢が一緒、誕生日が1日違いということから始まり、釣りをするよりも小さな商店で食べ物を探すのが好きとか、ツーリング中はあまり風呂に入らないとか、いろいろ共通点が多くて、話が合いました。ある程度の経験をこなすと、自然に似たようなスタイルに行き着くものなのかもしれません。

 須ノ川公園の海岸から出艇。今回で、25回目のツーリングです。最初の頃は、漕ぐだけでわくわくしていたものですが、この頃はどうしても新鮮な感動が薄くなりつつありました。今回ガイドツアーに参加したのは、経験豊富なベテランと漕ぐことで、何か新しいスタイルを見つけたいという目論見もありました。

 前半は、おしゃべりしながら、のんびりしたペースで航行。内海の、のどかな雰囲気が続き、少々退屈な感じでした。途中、くびれた入り江に寄って、崖をよじ登ってみますが、養殖いかだや、浮きが大量に散乱し、あまり綺麗な光景ではありません。

 由良半島の一番端の集落の、網代に寄りました。辺境と思えないほどしっかりした港があり、鉄筋コンクリート作りの立派な家が立ち並んでいたのは意外でした。真珠の養殖で潤っている集落のようです。

 網代から先は、自然がどんどん濃厚になっていき、海岸も断崖絶壁が続きます。左下の写真は洞門の中から撮影。中央右下の小さな三角に見えるのが、ガイドの杉本さんです。なかなか見事な穴です。
 出艇時には、どこかの浜でキャンプするつもりだったのですが、もう少し頑張れば、半島を1周できそうなペース。翌日の時間を有効に使いたかったので、ここは当日中に漕ぎ切ってしまうことにしました。日没近くまでかかって、半島の根元まで漕ぎ、杉本さんには、走って車を取ってきて頂きました(自称、良く働くレトリバーだそうです)。
 須ノ川のキャンプ場で泊。メッシュテントでちょうど快適な気温でした。