■日程■ 2005/9/21-24 |
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■距離■ @5.7km A40.6km B38.3km C7.5km |
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■同行者■ なし |
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■交通■ [行き] フェリー福江港下船 [帰り] バス水ノ浦乗車 |
大分から朝7時の高速バスに乗り、11時に長崎着。フェリーに乗り換え、五島列島の福江港に着いたのは、午後5時近く。もう1日の終わりの時間です。少しでも進みたかったので、急いで艇を組み立て、暗くなるまでの1時間程度漕ぎました。
福江島は全体が火山島のようで、大部分の海岸線は黒いごつごつした岩で囲まれています。カヤックが着けられそうな場所は、湾の中などに限られており、何キロも上陸不可能な海岸が続くところもあります。状況次第では要注意です。
島の周囲は、非常に変化に富んだ地形をしています。中央部には400m程の山がある一方、周辺の半島ではほとんど平坦な土地もあります。外洋に面した断崖から、入り組んだ内海、広い遠浅の砂浜まで、シーカヤックで楽しめるあらゆる景観が揃っていると言ってもいいぐらいです。そして、数時間漕ぐと全く違った光景が現れるので、飽きることがありません。
左下の写真は、島の南方にある、津多羅島の東端の光景です。複雑な形に削られた奇岩群には圧倒されます。右はその西側の、角のように海面から突き出した二子瀬。3つの垂直に切り立った岩が立ち並び、その間の細い水路は、カヤックで通り抜けることができます。
さらに大瀬崎の手前付近では、海岸沿いに小島が点在しており、迫力ある絶壁を眺めながら、間を縫うように漕いで行くことができました。やはり杉本情報に間違いはありません。最高に面白い海域でした。
翌日は、早朝の朝凪のうちに出艇。大瀬崎を回ると、幸い昨日よりずっと海は静かでした。次の湾まで一気に漕いで、ほっと一息。小浦には、ウッドデッキのある綺麗な海水浴場が整備してあり、トイレやシャワーまで自由に使えるようになっていました。体を洗い、朝食を食べ、ゆっくり休憩しました。
厳しい外洋とは対照的に、湾内では穏やかな内海が続きます。スピードも乗って、どんどん北へ向かいます。湾を出ると、台風に引き寄せられる北風の影響か、やや大きなうねりが出ていました。
だいぶ疲れも出てきたので。早めに切り上げたい気分ではありましたが、島を1周する目標も捨てきれず、ともかく日没過ぎまで漕いで、水浦の港に入りました。
翌朝、漕ぐ気満々で出艇。湾から少し出てみると、数mの大波が次々に打ち寄せ、しかも強烈な向かい風。数キロに渡って上陸地なし。すごすごと戻ってきて、湾の中を少し散策。港に戻ってカヤックを片付けました。