旅の記録40 天草ロングツーリング3

■日程■
2006/7/28-29
■距離■
F38.2km G22.8km
■同行者■
なし
■交通■
バス

 7日目。産島を出て、獅子島へ。小さな集落を歩いていると、地元の人何人かが、道端でスイカを食べていました。おばちゃんにスイカを差し出されたので、有難く頂くことにしました。この島は、「おばあ」のパワーがあふれていて、面白そうなところです。

 さらに、御所浦島、牧島へ。この島の間では、養殖が盛んに行われていて、大雨と相まって海はかなりひどい状況。恐竜の化石が出るらしいですが、あまり興味もないので、食料だけ購入してそのまま通過。
 どんどん北へ向かいますが、キャンプできそうな浜が全然みつからず、あちこちさまよったあげく、町外れの海岸で泊。少しテントを離れて戻って来ると、狐か狸のような動物がごみをあさろうとしていました。さらに、夜になるとテントの周りで蟹?のようなものがうごめき、動物の気配で落ち着かない一夜でした。この辺り、猪も多いようなので、危険だったのかもしれません。実は、もう少し先へ行けば、ちゃんとしたキャンプ場があったのでした(準備不足!)。なお、今回のツーリングでは、ほとんどのキャンプ地で蚊やアブがたくさん飛び回っており、メッシュテントは必需品でした。

 8日目。こんな不気味なところに長居はしたくなかったので、朝食も食べずに日の出前に出発。海面で美しく反射する朝日は、海の汚れを隠してくれます。この環境で気分良く漕げるのは、早朝ぐらいしかないかも。すぐに太陽は高く上り、灼熱の太陽が照り付けてきます。

 午前中に、天草五橋に到着。やはり観光地だけあって、ほっとさせられるようなやさしい景色です。松島の北西に、ちょうど良い海の家があったので、上陸して芝生の上で器材を乾かしました。シャワーを借り、すぐ上のレストランで食事をし、乾いた器材をパッキングしてコンビニから宅配で送り、旅館で休憩。やっぱり観光地は便利。

 今回、諸般の事情で準備不足となり、今まで以上に行き当たりばったりの旅になってしまいました。もう少し何とか出来ただろうという場面もありましたが、一期一会の旅ですから仕方がないです。無計画な割に、天草の良いところは体験できたのではないかと思っています。(全体をまとめた地図はこちら