旅の記録47 桜川下り

■日程■
2007/03/18
■距離■
22.6km
■同行者■
なし
■交通■
[行き]
バス筑波山口下車
[帰り]
バス土浦駅乗車


 つくば勤務が始まってから、一度見ておきたいと思っていた桜川を下りました。バスを使ったデイツーリングなので、荷物は最小限にして、フェザークラフトのザックひとつに収めました。
 筑波山のふもとのバス停で降りて、少し歩き、川原から出艇。あまり期待はしていませんでしたが、やはり水は綺麗とは言い難く、メタン臭が鼻をつきます。川原の草木には、たくさんのゴミが引っかかり、泥にまみれています。
 川は緩やかで、水量はあまり多くなく、時々降りて引っ張らなければならないところがありました。堰も5箇所程度あり、通るのに少々苦労します。

 途中の橋の付近で、一番見たくないものが現れました。大規模な河川改修工事により、重機で次々に土砂が投げ込まれ、川の透明度はゼロ。1cm下も見えないので、浅瀬が分からず、何度も座礁してしまいました。堤防はガチガチのV字型に固められています。

 もうダメかなと思っていましたが、下るにつれて透明度はやや回復し、30cm程度は見えるようになりました。周囲は幅広い川原に囲まれ、静かでのんびりした光景もあります。
 日本の川のほとんどは、こんな状態です。川が汚れると、利用する人もいなくなり、無関心が更なる破壊を野放しにするという悪循環。何とかして、もっと川を利用し、川を綺麗にしたいと願う人が増えてもらいたいものです。
関連サイト:護美の会