旅の記録57 暴風西伊豆

■日程■
2007/11/10
■距離■
AM 10.8km
PM 5.5km
■同行者■
ガイド1 客3
■交通■
車で送迎

 クーランマランの杉本さんにお世話になり、西伊豆と本栖湖を漕ぐ2日間のツアーに参加しました。西伊豆は9月に漕いだばかりですが、時期や参加者が違えば、楽しみ方も変わるはず。
 当日の早朝、富士のホテルに迎えに来てもらい、戸田から漕ぎ出しました。ちょうどこの日に前線が通過するところで、予報は雨天。しかし朝の時点では、雨は止んでおり、風は少し強い程度だったので、気楽な気持ちでスタートしました。参加者は、シングル3艇、ダブル1艇の合計5人。この後、波乱のツーリングになるとは、まだ想像せず。

 戸田を出ると、すぐに強い追い風が吹き、あまり漕がなくてもどんどん進みます。パドルが海を空振りしているような感覚。北東の風なので波はほとんどありません。危険な追い波に巻き込まれる心配はなく、順調に進んでいました。
 しかし、土肥の近くまで来ると、風向きが逆転。強烈な向かい風が吹き付け、岬では渾身の力を込めて漕いでも押し戻されるほどに。

 土肥を過ぎるころには、風向きが真横に変化。伊豆の山から海面に吹き降ろす強風は、波しぶきを巻き上げながら、竜巻のように海面で暴れています。ピッチの短い波でカヤックが揺さぶられていたとき、突風が横から吹きつけて、横転。一応、冷静に風上に回って、杉本さんにサポートしてもらいながら再乗艇し、岬の裏側に避難しました。
 さすがにこれ以上は続行困難という判断で、小さな港で上陸し、杉本さんはバスで車を取りに行くことになりました。その後、ますます風は強まり、海上は真っ白に波が立ち、台風のように木々が揺さぶられていました。9月に来たときは、Javaでも何の不安もなく漕げた場所ですが、前線の通過でこれほど状況が変わるのですね。自分の限界を知るという意味で、良い経験になりました。

 午後からは、車にカヤックを積んで、田子へ移動しました。先程とは一転して、ほとんど風のない穏やかな海。わずか10km場所を変えるだけで、これほど海況が違うというのは驚きです。たくさんの洞門探検もできて、のんびりとした海上散歩を満喫できました。
 日の入り近くまで遊び、カヤックを車に積んで、本栖湖へと向かいました。明日は、初心者向けのツーリングです。