旅の記録75 沖縄本部半島1周

■日程■
2009/5/6-8
■距離■
@10.1km A24.2km
B31.0km
■同行者■
なし
■交通■
[行き]
運天港下船
[帰り]
名護バスターミナル乗車


 米味噌ツアーは、伊是名島で終了でしたが、帰りの飛行機は2日後だったので、本部半島を一人で漕ぐことにしました。運天港で、皆さんと別れ、再びカフナを組み立てて漕ぎ出し。
 屋我地島の南側は、穏やかな内海で、安心して漕ぐ事ができます。岸壁に並ぶ古い墓は、琉球時代への想像がかきたてられます。

 途中、ストアを見つけて食料を調達し、屋我地ビーチの北端で一人キャンプ。翌日は、所々で集落に立ち寄りつつ、屋我地島の東岸を北上。こんな景色は、沖縄風情があっていいですね。

 小宇利島へ上陸して、1時間ほど散策。こんな小さな島にも、長い橋がかかって車で来れるようになっています。利便性は上がるのでしょうけど、島に来た感じがしませんね。とは言いつつ、私も繁盛している土産物店で、いろいろ食材が入手できて、恩恵を得たわけですけど。

 小宇利島を回った後は、本部半島を西へ。ここで、外海からリーフの中に入る必要があり、一番緊張する場面です。今回は、波がそれほど高くなかったので、そのまま入ることができましたが、もう少し西へ行けば、サンゴ礁を掘って航路にしている場所がありました。
 本部半島北岸は、綺麗な砂浜と、波に削られた奇岩が続き、大変気持の良い海岸です。集落を散策すると、戦火を逃れた古い建物や、巨木も見つけることができます。日暮れまで海岸ツーリングを楽しみ、アーサーの香りが漂う砂浜でこっそりキャンプ。

 最終日。距離を漕ぐかもしれないので、早起きして朝7時に漕ぎ出し。備瀬の灯台を回りこんで、西岸に入ります。
 備瀬の集落でしばらく散歩。ここは、「備瀬のフクギ並木」が有名で、トンネルのようにフクギで囲まれた小道が延々と続きます。沖縄の原風景ですね。風情のある古民家民宿もありました。是非泊まってみたかったなぁ。

 備瀬を出た後は、瀬底島を一周。この島も、巨大な橋で沖縄本島と繋がっています。北岸は、綺麗な砂浜が広がっているのですが、すぐ背後に巨大な建物が建造中。砂浜も、管理海水浴場になっていて、近づく気が起こらず。

 瀬底島を1周し、ここで終了するつもりでバス停を見に行くと、路線バスは1日数本程度。ルートも良く分からなかったので、思い切って名護まで漕ぐことにしました。風は追い風、湾内で波も穏やかというベストコンディションのおかげで、非常に楽に漕ぐことができました。
 急いで撤収して、徒歩で名護バスターミナルへ。途中に宅急便の集配所があったので、カヤックの発送もスムーズに行き、最終バスには何とか間に合いました。しかし、6日間風呂に入っていない状態のまま、バスに乗り、飛行機に乗り……。よく乗車拒否されなかったものです。