■日程■ 2009/5/3-6 |
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■距離■ @8.6km A5.2km B13.9km C4.0km |
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■同行者■ ガイド3 客10 |
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■交通■ [行き] 伊平屋港 [帰り] 伊是名港 |
(今回は、事情により、航行ルートは非公開とします)
昨年、紛失してしまったカフナは、数ヶ月経っても再会叶わず。諦めて、新規に注文することにしました。4月に注文の品が入荷したという連絡をもらったので、さて、引き渡しをどうしようかと考えていたところ、ちょうどゴールデンウィークに、沖縄カヤックセンターの「伊平屋・伊是名ツアー」が予定されていたので、それに合わせて納品してもらうことにしました。
ツアーの前日から沖縄入りして、久しぶりに那覇の街を散策。今回は、初めてうりずんへ行ってみました。大変有名になってしまって、予約が取りにくくなっているようですが、一人ならカウンターの端に座ることができました。丁寧に作られた、個性的な沖縄料理には感動。予約を取ってでも行く価値ありです。結局、ちゃんとした店で沖縄料理を食べられたのはこのときだけでした。
翌朝、那覇でお客さんと集合して、車で運天港へ移動。GWということで、合計13人という大所帯のツアーとなりました。ツアーで使うのは、全てフェザークラフトの折りたたみカヤックなので、荷物も膨大。大きなコンテナが一杯になってしまいます。
初日は、伊平屋島から、某無人島へとツーリング。北東の波風がやや強く、外洋からは数メートルのうねりが寄せていました。仲村さんのナビゲーションで、上手くリーフの切れ目のコースを取り、無事に全員で到着。途中、多少の誠意を見せるため、トローリングで疑似餌を引っ張りながら漕いでいましたが、全く当りはなし。狩猟系は苦手です。
到着後、落ち着いた頃には、もう日も傾きかけていたのですが、皆さん浜でテントを立てたり、一杯飲んだりしてのんびり過ごしています。今夜の食材はどうなるんだろう?と思っていたら、夕食のメニューは、すいとん風の汁と山菜ごはん。全部の食材を現地調達する訳ではなく、ある程度は持ち込みしていたのでした。
2日目は、カヤックでの移動はせずに、無人島で一日ゆっくりと過ごしました。まずは、島内の探検。ここでは、縄文時代の住居跡も発見されています。30年ぐらい前にも人は住んでいたようで、小学校跡などもありました。
この島では、普通野生ではお目にかからない植物も自生しています(下右)。何だか分かりますか?
散歩の後は、いよいよ食料採集開始です。お目当ては、巻貝のティラジャー。5人ぐらいで約1時間探すだけで、鍋いっぱいのティラジャーが集まりました。小さなエリアで、これだけの食糧が手に入るのは驚きです。塩茹にするだけで悶絶するほどうまい。
スノーケリングついでに、ハリセンボンも捕まえてみました。サンゴ礁の無人島に住んでいるせいか、普通のハリセンボンより動きが遅く、簡単につかまえられます。あまり肉はないのですが、濃厚なだしが出るので、美味しい味噌汁(アバサー汁)になります。
釣りやスピアフィッシングができる参加者のおかげで、魚の獲物も入手できました。これは、軽く干物にしてから、焚き火で焼き魚に。
午後の暇な時間、新艇の調整を兼ねて、一人で島の周囲を漕いでみました。サンゴ礁の島とはいえ、強い北風と潮流の影響で、島の東西はかなり荒れていました。仲村さんのガイドで安全コースを通ってきましたが、実は難度の高い海です。
3泊4日のキャンプツアーの最終日。伊是名港まで、ちょっとだけ漕いで、ツアーは無事終了。そして、大量の器材をパッキング。撤収はそこそこ早い方だと思っていたのですが、自分の器材を片付けた頃には、ダブル艇を含む全部のパッキングがだいたい終わっていたのには驚きました。
伊是名の港近くを歩いていたときに、エコとフェアトレードの店「えんの木」というカフェを発見。気になったので、一人でふらりと入ってみると、離島にあるとは思えないような、センスの良い店でした。半日ぐらい、ここでゆっくりしてもいい感じ。