旅の記録17 琵琶湖・海津大崎から竹生島へ

■日程■
2005/04/17
■距離■
24km
■同行者■
なし
■交通■
[行き]
JRマキノ駅下車
[帰り]
JRマキノ駅乗車


 フェザークラフトの試乗会を兼ねた、海津大崎お花見ツーリングに参加しました。お花見コースは、集まったメンバーと時々顔を合わせながら漕ぎ、海津大崎より東へはソロで行きました。
 漕ぎ出しはマキノの高木浜サニービーチ。春の琵琶湖とあって、水温は非常に低く、手を水に入れていると、すぐ耐えられなくなる程でした。転覆したら、かなり危険なので、緊張しました。
 桜は、話に聞いた通り、海津大崎をぐるりと取り囲むように咲き乱れ、なかなか見事なものでした。しかし、桜よりすごかったのが、カヤックの数。大げさでなく、数百艇は出ていたでしょう。いろいろなメーカーのカヤックが次々に通り、カヤックの大見本市のようでした。いったい、どこからこんなにカヤッカーが湧いて出るのか、驚いてしまいます。

 騒々しい所は嫌いなので、昼食を取った後で対岸へ移動。ここまで来ると、一転してほとんど誰もいなくなります。菅浦の集落を少し散策した後、つづらお崎へ。この周辺には、湖岸の道路がありません。菅浦から南下すると、集落→畑→杉・竹林→原生林というように、徐々に人の影響が減っていく様子を見ることができます。おそらくこの辺りは、琵琶湖岸で唯一残された自然のままの景色になるでしょう。
 つづらお崎からは、真っ直ぐ竹生島(ちくぶじま)へ。島が近づくと、膨大な数の鳥が見えてきて、生臭い臭いが鼻をつくようになります。この島は、琵琶湖に住む鳥達の格好の繁殖地になっているようです。鳥のフンの影響か、木はほとんど枯れ、1本の木に巣が10個以上かかっていました。ものすごい鳥の密度です。

 島の南側の、港より少し離れたところから上陸し、神社などを見物。その後は真っ直ぐマキノに戻りました。竹生島からマキノまで休みなしで漕いで、約100分でした。諸事情により急ぎ足となりましたが、奥琵琶湖はキャンプツーリングでのんびり楽しみたいところです。
 今回は、新しく購入したパドル(AQUABOUND Tripper 230cm)を初使用。今までのExpeditionよりブレード幅は狭く、10cm長いサイズです。帰路では、向かい風がかなり強い状況がありましたが、抵抗が少なく、波の間を空振りする確率も減るので、漕ぎやすい印象を受けました。ただし、瞬発的な加速力は弱く、無風のベタ凪状態だと少々「かったるく」感じました。一長一短ありそうです。