旅の記録18 西表・網取DAYツアー

■日程■
2005/04/29
■距離■
18.1km
■同行者■
参加者1 ガイド1
■交通■
ショップ前より
(カヤックは宅配)


 GWを利用し、西表島で5泊6日の旅をしました。最初の2日間は、GoodOutDoorの出戸さんにガイドをお願いしました。出戸さんは、他のお店から独立して、去年の7月からツアーショップを始めたばかり。まだ広告もほとんど目にしません。でも内容は充実していて、地元に密着したゆったりしたツアーをしてくれました。
 カヤックツアーの前日は、夜の生き物観察ツアーに参加。ホタル、ヤシガニ、極めて珍しい昆虫(秘密!)、オオウナギなど、たくさんの生き物をじっくり見ることができました。これで2000円はお得です。
 翌朝は8:30にショップ前の浜をスタート。この日は、西表在住のYさんをお誘いして、3人でツアーを行いました。

私としては、ガイドさん2人に案内して頂くような形になり、とても密度の濃いツアーを体験することができました。海況も安定していたので、網取の廃村まで往復することになりました。一般向けのカヤックツアーでこれだけ漕ぐことはあまりないでしょう。
 行きは、借りた竿でルアーを引っ張りながら、トローリングしました。外離(そとばなれ)島に近づく頃から当たり始め、私は刺身になりそうな魚2匹を釣り上げることができました。今までで、いちばん大きな釣果に感激でした。

 外離島の南端で休憩のために上陸したところ、体長50cm程のウミガメの骨格死体がほぼ完全な形で見つかりました。私とYさんは、薄くて綺麗なべっ甲の板だけ持ち帰ることにしましたが、出戸さんは、骨をすべてお持ち帰りなさいました。洗って部屋に飾るのだそうです。さすがはビーチコーマー。まだ肉も少し残っていたのですが……

 サバ崎を越えて、一直線に網取の浜へ。廃村の少し南のビーチで食事にしました。メニューは、特製の冷やし中華と、とれたての魚の刺身。そして、Yさんには、海辺に生えていたオオタニワタリという野草を教えてもらい、付け合せになりました。やはり、地元で取れる新鮮な食材は、美味しいです。

 食事の後は、Javaでリーフ上を移動してひと泳ぎ。西表は、川が多いので、場所によっては透明度が低いところがありますが、このあたりは20mぐらいは見通すことができました。珊瑚も綺麗です。

 帰りは、網取の廃集落に立ち寄りました。左は、かつての大通り。今は、東海大学海洋研究所の施設が残されているのみで、研究者や学生の方しか居ません。元々住んでいた人達は、他の集落や、石垣の方に移住したそうです。現代化が進むと、道路が通じていない集落は捨てられる運命にあるようです。
 帰りの時刻は、ちょうど干潮時になってしまい、内外離島の間が繋がって、通れなくなっていました。少し潮が上がるのを待ち、引きずりながらどうにか通りました。本当は、外離島の北側を通った方が早かったのでしょうけど、潮待ちの時間に、モズク取りが経験できたので、私としては良かったです。到着は、5:30を回っていました。
 ツアー後は、宿でシャワーと食事を済ませ、Yさんの案内で、常連客が賑わう某民宿の宴会を楽しませてもらいました。自然と人間の濃さを感じた西表初日のツーリングでした。