■日程■ 2005/4/30-5/2 |
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■距離■ @16.9km A19.5km B24.3km |
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■同行者■ 初日・参加者5 ガイド1 その後はソロ |
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■交通■ [行き] 店の車で白浜へ運搬 [帰り] 船の送迎バスで星砂から船浦へ。カヤックは石垣港から宅配。 |
西表DAYツアー2日目。この日は、仲良(なから)川のツーリング。GW本番に入って、参加者も増え、合計7人の賑やかなツアーになりました。白浜を出ると、すぐに仲良川河口の、マングローブの森が見られます。
下りはだいぶ潮が引いており、川岸にはシオマネキや、小さなコメツキガニなどが、何千匹も出現していて壮観でした。仲良川河口付近で一行と別れ、一人でイダの浜へ行ってキャンプ。明日からは、いよいよソロツーリングの開始です。
翌朝は、まず船浮の集落へ。陸路では全く孤立した集落ですが、観光客相手の小さな施設や、やはり不釣合いに立派な小学校などがありました。炭鉱や軍事施設の跡なども残っており、いろいろな歴史を感じさせられます。
船浮を出て水落の滝へ。この日は、一日中南風が非常に強く、船浮から滝までは向かい風に苦労しました。おそらく一般のツアーなら中止にしているコンディションでしょう。そのおかげか、水落の滝はほとんど人がおらず、一人でカヤックに乗りながらの水浴びを楽しみました。
内離島を北上していくと、あちこちで面白いものが見つかりました。
この日は、干立の少し北の浜(タカラの浜というらしい)でキャンプ。ここは、今までキャンプした中でも、最高のビーチでした。砂は細かく、ビーチの奥行きも深く、大きな洞穴があって雨風を避ける事ができます。人はほとんど近付けない場所ですが、南北どちらにも集落があるので、風が吹いても安心。時間があれば、2、3日は滞在したいところです。
翌日は、早起きして7時前に出艇。キャンプ地を出て、北上すると、あちこちに水場あり、奇岩ありで、わくわくする海岸です。出戸さんがツアーで使っているのもうなずけるところです。
浦内川は、西表最大の川ですが、観光船が15分おきに通るような俗な川になってしまってます。でも、それを我慢すれば、面白いポイントがいろいろあり、カヤックで漕ぐ価値のある川だと思います。それにしても、普段は波ひとつないマングローブの森を、あれだけの数の動力船にかき乱されて、生態系への影響が気になるところです。
行ける所まで浦内川を漕ぎ上がり、船着場の軍艦岩まで行きましたが、あまりにも観光客が多いので、マリュドゥの滝に行くのはやめ。その代わり、帰りに立ち寄った支流に、小さいけれど、綺麗な滝を発見しました(後で調べると、カーシクの滝というようです)。やはり、カヤックは、人の行けない場所を独り占めできることが魅力です。
浦内川の河口付近では、マングローブの森を形成しているヒルギの、細長い実がたくさん漂っていました。この実は、茶柱のように、縦に立って川面に浮いています。このまま軟らかい川底に突き刺さると、下端からは根が生え、上端からは幹が出てくるようです。実に良く出来ています。
海に出て、宇那利崎を回りこむときに、判断ミスでリーフの外側を回ってしまいました。この時は、やや強い北風が吹き、波は1m程度。沖を漕いで行くだけならば別に支障はないのですが、リーフで波が大きく崩れているので、どこまで行ってもリーフ内に入ることができません。ほんの数百m先は、家族連れの海水浴客で賑わう星砂の浜(右写真)が見えるのに、そこまで行くのが難しいのです。仕方なく、こける事を覚悟して、思い切って突破しようとしたら、案の定、喜劇的にこけました。艇の前に積んでおいた足ひれ、メッシュアンカー、鍋一個を紛失。荷物はずぶ濡れ。もう少ししっかり準備してから突入すべきでした。
最終日は、星砂のキャンプ場で泊。一泊300円、シャワー15分300円。文明社会に戻ってきました。明方、小雨がぱらつき、タープが大活躍。やはり、これからの季節はあると便利です。