旅の記録21 西大寺から牛窓諸島、日生へ

■日程■
2005/6/25-26
■距離■
@34.1km A25.3km
■同行者■
なし
■交通■
行き]
JR西大寺下車
[帰り]
JR日生乗車


 久しぶりのツーリング。たっぷり漕ぎたい気分だったので、前日から移動し、西大寺近くの川岸でキャンプしました。朝は早起きして、6時過ぎには出艇。
 潮は中潮。東に向かえば、午前中は少々の向かい潮で、午後は追い潮。波風はほとんどなし。極めて漕ぎやすいコンディションでしたが、殺人的な太陽光線が照り付け、8月並の暑さでした。時々、ざぶんと海に漬かり、体を冷やしながら漕ぎました。
 最初の目的地の犬島は、周囲に小島あり、自然体験施設あり、昔の銅の精錬所跡ありと、ちょっとした観光が楽しめそうな島でした。銅精錬所跡は私有地なので、立ち入りには許可が必要だったようですが、少しだけ上陸して見物させてもらいました。

 続いて、牛窓諸島へ。前回訪れた時は、少ししか漕がなかったので、今回はすべての島を巡りました。
 黄島の南岸には、タイル張りの綺麗な灯台がありました。灯台に登ると、小豆島の素晴らしい眺望を見ることができます。
 岬の先端を回るあたりでは、大きなエイが3回連続の華麗なジャンプを見せてくれて、感激しました。

 前島北岸でキャンプし、翌日は、さらに北方の小島めぐり。左は、下筏礁から見る瀬戸内海。右は、どこから見てもネズミの形の鼠島。

 ある小さな集落を散策していると、膨大な数のホタテの貝殻を目にしました。なぜこんなところにホタテが? 作業していたおばさんに聞いてみると、カキの養殖に使うのだそうです。ホタテの殻は東北や北海道から購入し、ひとつひとつ穴を開けて、ひもを通していくのです。気の遠くなるような作業です。
 続いて長島に渡り、何気なく、古い木造校舎のような施設の前で上陸しました。少し歩いてからようやく気が付き、かなり動揺。この島のことを知らずに訪れてしまったことを恥じました。島の南東部は、釣り人もなく、手付かずの綺麗な海岸線が続いていたのが印象的でした。
 終着港の日生は、かなり大きな港で、駅の近くには着けられそうな浜はありません。JAVAの軽さを生かし、コンクリートの岸壁を、ロープで引っ張り上げました。片付け後、駅の近くの料理屋で、一人夕食を食べながら旅の余韻に浸っていると、店の大将がいきなり漢字クイズを次々に出してきて辟易。思い通りにならないのも旅です。