旅の記録38 琵琶湖・竹生島往復

■日程■
2006/06/17
■距離■
22.1km
■同行者■
ガイド2 客3
■交通■
[行き]
JRマキノ駅下車
[帰り]
JRマキノ駅乗車


 Granstream主催の竹生島往復ツーリングに参加しました。今回は、自艇参加ではなく、ショップの試乗艇のKahunaとWisperを貸してもらいました(艇については、feathercraftへ)。今までずっとJavaに乗ってきたわけですが、やはり航海性能としては、普通のスキンカヤック(下半身をカヤックに潜り込ませるタイプ)が圧倒的に優れています。ある程度距離を漕いだ場合の乗り心地や、体への負担をきちんと評価したいと思い、ツーリングで長距離の試乗をさせてもらうことにしました。
 今まで、普通のシーカヤックに乗っていると、足がしびれてしまうというトラブルを抱えていたのですが、これは足の位置の工夫で解決することが判明。特に、Kahunaは、いろいろな足のポジションで漕ぐことができるので、疲れにくいように感じました。Wisperは船体が長く、ラダーのペダルもないのでコクピット内は広々していますが、リブが前方にあるのでひざをかけることができませんし、足を伸ばすにはプレート型のペダルが邪魔するので、自由度はかえって低くなっています。
 航海性能に関して言えば、Wisperの方が軽く細く長いので、当然スピードは出ます。また操作性も良いので、テクニカルな点で評価が高いようです(私にはあまり良く分かりませんが)。Kahunaは、幅が広くて安定性が高く、ラダーのおかげで波風の中でも最小限の負担で漕げるというのは、捨て難い機能です。
 積載量は、カタログスペック上は同じですが、喫水線は明らかにWisperが高いように見えますし、長くて幅が細いので荷物が詰めにくいかもしれません。リブの位置によっても変わるでしょうから、実際にやってみないと正確なことは言えませんが。
 どちらも一長一短はあるのですが、一言で言えば、Kahunaは旅向きのカヤックで、Wisperは軽快さとスポーツ性を重視したカヤックという印象でした。さて、Javaは言うまでもなく良いカヤックで、今後も乗り続けるのは間違いないですが、そろそろ「三年目の浮気」をしてもいい頃ではないでしょうかね?