旅の記録39 常神半島一周

■日程■
2006/7/16-17
■距離■
@21.7km A10.8km
■同行者■
ガイド2 客11
■交通■



 Granstream主催の常神半島一周ツーリングに参加しました。この企画は、毎年夏に行われている恒例行事で、民宿泊、豪華食事付きの贅沢ツアーです。今回は、総勢13人の賑やかなツーリングになりました。

 集合は前日の夕方でしたが、午前中ぐらいから参加者が集まり始め、それぞれカヤックを組み立てて、塩坂越(しゃくし)の浜で、スノーケルなどを楽しみました。この日はとても天気が良く、海水浴が気持ちいい暑さでした。夕方には全員集まり、海山のパムコという旅館で宿泊。

 翌日は、朝7:30には出発の予定で準備をしていましたが、滝のような土砂降りで、雷もゴロゴロ。大雨洪水警報と雷注意報が発令。しばらく様子を見ることにして、宿で待機しました。2時間ぐらい待つと、雷雨は止み、空も明るくなってきたので出発することになりました。

 始めはほとんど風もなく、お天気は回復したかのように見えました。しかし、水月湖を漕ぎ出して中ほどまで進むと、北からひんやりした風が吹いてきて、雨雲が山の方から迫ってきました。その数分後には、突然横からの強風が吹き付け、バケツをひっくり返したような土砂降り。風にあおられてふらふらしつつも、全員が対岸までたどり着きました。

 三方五湖は細い水路で繋がっており、湖の間をカヤックで行き来することができます。船も多く通る航路になっているので、注意しながら右端を通ります。久々子湖と海の間の水路には、信号が付いています。短い距離ですが、シーカヤックでのんびり漕いでいると途中で赤に変わってしまうので、赤から青に変わるのを待って、全力で通り抜けました。多少流れがあるので、潮のタイミングや流量によっては通り抜けできないことがあるかもしれません。

 海に出てから海水浴場の端に上陸して昼食。小雨の降る中、タープを張って、大瀬さん特製のサンドイッチを頂きました。サンドイッチとはいえ、雨の中、13人分の食事を用意するのは大変です。
 食後は、常神半島の先端を目指して、ハイペースで漕ぎ進めました。雨は時々強くなりましたが、風はほとんどなく、漕ぎやすいコンディションでした。天気の良い日は、プレジャーボートがうるさく走り回るそうなので、静かな常神を味わえる雨天も悪くなかったかもしれません。  常神の裏側の浜でスノーケリングなど楽しんだ後、岬を回って常神に到着しました。久しぶりに、「あたらしや」で宿泊。大皿いっぱいの新鮮なお刺身は、何度食べても感動的な美味しさです。

 翌日は、またしても雨でしたが、安定した気象条件だったので、(無理やり?)気合を入れて出発。波は穏やかで、岩の隙間を通ったり、洞門をくぐり抜けたりして、のんびりとツーリングを楽しみました。
 鳥辺島を経由して、無事に塩坂越に帰還。旧道の狭いトンネルを歩いて、車を取りに帰りました。

 今回は、大雨が降る中でしたが、特にトラブルもなく、大人数のツアーを楽しむことができました。たまにはこんな、お気楽お任せツアーもいいものです。