旅の記録40 天草ロングツーリング1

■日程■
2006/7/22-24
■距離■
@10.8km A16.1km
B16.2km
■同行者■
なし
■交通■
バス

 天草のロングツーリング初日。梅雨の最後の大雨が重なり、熊本では大雨洪水警報発令中。予報では、当分の間大雨が続くようでした。バス停から、宅配便の営業所に行くまでの間で、早速土砂降りに遭い、全身ずぶ濡れ。ここまで来てしまったからには他にすることもなく、雨が上がったタイミングでカヤックを組み立てて、漕ぎ出しました。その後、数時間おきに滝のような雨に打たれ、つばの広い帽子をかぶっても、しぶきが跳ね上がって前が見えなくなる程でした。この日の夜は、無人島の亀島でキャンプ。バンガローが建っていたので、軒下を使わせて頂きました。
 2日目は亀島を出て通詞島へ。通詞島の周辺は、イルカの回遊路になっていて、イルカウォッチングが人気を呼んでいます。沖には何隻ものウォッチング船が集まっています。ぜひシーカヤックで見に行きたかったのですが、天候が悪く、沖に出ると雷の危険があったので断念。ウォッチング船に囲まれながらイルカと会っても、嬉しくありませんし。
 通詞島の西部で上陸し、少し散策をしてから、温泉で入浴。その後、もう少し漕ぎたいと思って出発しましたが、西風がかなり強くなった上に、速い向かい潮だったので、進むのは無理でした。やむなく引き返して、民宿で宿泊することになりました。

 3日目になると、前線の活動が弱まり、お天気は回復。追い潮に乗って、富岡の半島をぐるりと回りました。富岡の北側は手付かずの海岸になっていて、ようやく気分の良い景色が見られました(それまでは、ずっと国道沿い)。しかし、このあたりは、かなり沖まで隠れ岩が点在しており、うねりも出ていたので、相当な難所です。岸には全く近づくことができませんでした。

 志岐まで漕ぎ進みましたが、向かい風が強くなり、この先15kmぐらい先まで国道が続くので、カヤックを畳んでバスで移動することにしました。バスに乗ったとたんに、再び土砂降りになったのは幸運でした。
 羊角湾の奥の、白木河内の近くで下車。しかし、手頃なキャンプ地が全く見当たりません。カヤックを引っ張って4kmぐらい歩いたところで、軒下キャンプ。しかし、近くに全然お店もなく、非常食ぐらいしか手持ちがなかったので、ひもじい一夜でした。
(今回、デジカメを忘れてきてしまったので、撮影はレンズ付きフィルムです)