旅の記録55 西伊豆駆け足旅

■日程■
2007/9/22-23
■距離■
@20.1km
A38.9km
■同行者■
なし
■交通■
[行き]
JR沼津下車
[帰り]
松崎からバス


 2週続けての3連休ですが、またつくば出張帰りを利用させてもらって、西伊豆へ寄り道してきました。今回は、まだ漕いでいない沼津〜松崎間。漕ぎ出しは、駅近くの狩野川の河口付近を午後2:30頃スタート。天気はとても良さそうだったので、あまり考えずにスタートしましたが、丁度北東の風が吹き、ベストコンディションでした。

 このあたりは、いろいろなマリンスポーツが盛んで、ヨット、ウインドサーフィン、水上バイク、パラセーリングなどを楽しんでいる人を見かけました。シーカヤッカーは居ません……海としてはあまり綺麗ではなく、海岸線も単調なので、シーカヤック向きのフィールドではないからでしょう。

 伊豆半島の根元の湾をぐるりと回ってから、大瀬崎のキャンプ場を目指します。時間がちょっとぎりぎりで、暗くなり始めた頃、ようやく大瀬崎着。有料のキャンプ場があり、風呂も民宿で借りられるので、快適に過ごせます。

 翌日は、私としてはゆっくりの7時過ぎぐらいに出艇。大瀬崎から土肥までの海岸は、ゴロタ石の浜が続いているだけで、あまり面白みがありません。戸田の海水浴場は、入り組んだ湾の景色が綺麗ですが、陸からアクセスした方が良さそうなところ。
 土肥まで一気に漕いで、お店でブリのアラ煮定食の昼食にしました。

 土肥を過ぎる頃から、海岸線は変化に富んだ面白い地形となり、海水も澄んできて、シーカヤックの楽しさが存分に味わえるようになります。数え切れないほど沢山の洞門が次々に現れますが、今日中に松崎に着くためには、先を急がねばならないのが心残り。今回のコースの前半は、シーカヤックで漕いで面白い場所ではないです。土肥から南だけで、9割の見所は押さえられます。

 沢山の洞門の中でも一番印象的なのが、観光スポットとしても有名な天窓洞(てんそうどう)です。観光船も入れる大きな穴ですが、シーカヤックで好きなように散策できるのはやはり魅力的。下から観光客を見上げると、びっくりされたり、うらやましがられたりして、ちょっといい気分になれます。

 夕日が赤く染まる頃、観光客が集まっている断崖の下を通りました。夕日をバックに、自分自身なかなか絵になっていたのでは? でも、ここから松崎までかなり遠く、到着した頃には暗くなり始めていました。片付けをしていると、もうすっかり暗くなり、さてバス停はどこだっけと、うろうろ歩いていたら西伊豆コースタルカヤックスのお店を発見。渡りに船というか、困ったときのカヤックショップ頼みということで、バスの時刻を調べてもらったところ、既に修善寺行きの最終バスは出た後ということが判明。それではと、宿を探してもらい、何軒か電話してようやく見つかった民宿で泊まれることになりました。このカヤックショップは大変親切で、素敵なお店です。皆さん、ぜひ何かの機会には利用しましょう!
 今回は、少々準備不足で、いろいろ無理がありましたねー。特に、Javaで40km近く漕いで、スノーケリングして、洞門遊びもしてというのは、さすがにきつい。伊豆は、キャンプ解禁になる10月以降に、またじっくり漕ぎたいと思います。