旅の記録65 腹ペコ三陸

■日程■
2008/6/28-29
■距離■
@35.9km A23.0km
■同行者■
なし
■交通■
[行き]
夜行バス、路線バス
[帰り]
吉浜駅乗車


 三陸海岸縦走計画の3回目です。土日の休みだけでしたが、少し距離を伸ばしてきました。夜行バスは盛で下車。大船渡郵便局でカヤックを受け取り、路線バスで碁石浜まで移動して出艇。弱い南風の予報だったので、追い風に乗って北上し、前回の終了地点の吉浜で上がる計画です。
 朝早かったので、食料の調達ができませんでしたが、碁石海岸は有名な観光地だし、途中で飲食店かお土産屋ぐらいあるだろうと思って、そのまま出発しました。
 碁石海岸は、奇岩が続く景勝地ということになっていますが、期待した程ではないというのが正直なところ。入り組んだ断崖が続いているので、当然ながら道路は通っておらず、集落もありません。朝ごはんも食べていない身にはつらい状況で、食べ物のことばかり考えて漕いでいました。

 大船渡湾を渡った後、2箇所ほど集落に立ち寄りますが、お店は全くなし。空き腹を抱え、綾里という比較的大きい町までたどり着きました。近くに食堂があると聞いて、歩いて行きますが、到着した時には既に2時を過ぎていて、ランチタイムは終了。悲しい。仕方なく、近くのコンビニでパンを買って腹の足しにしました。

 その後は、静かで景色の良い海岸が続きます。綾里崎、脚崎も非常に穏やかで、全く不安なく三陸の岬を回ることができたのは初めてです。夕方に、三陸の集落に到着。地元で唯一と言う小さな居酒屋に入ってみると、居酒屋と言うよりカラオケスナックといった感じの店。カラオケ嫌いの私としては、普段なら絶対入ることはないのですが、旅先ではそうも言っていられません。お店は、ちょうど漁協の総会の後だとかで、漁師さんらで賑わっており、演歌のメドレーが続いていました。

 少し落ち着いたところで、隣のおばちゃんと話をすると、近くに旅人好きな夫婦がいらっしゃるそうなので、案内してもらうことになりました。そのHさんご夫婦の自宅に上がらせて頂き、夜遅くまでビールを飲みながら、カヤック談義に三陸談義。こういう偶然の出会いがあるのが、旅の最大の楽しみです。帰りには、朝食用としておにぎりまで持たせて頂きました。感謝です。

 その夜は海岸で野営し、翌朝6時前には起床。2日目は、三陸から吉浜までの半島回りです。海はとても穏やかで美しく、海岸には所々に祠のようなところがあり、心が落ち着きます。

 首崎(こうべざき)回りは、今回のルートの中では一番の難所ですが、この日も海はベタ凪。複雑な岩場や洞門も多く、とても楽しいフィールドでした。

 昼過ぎ頃、吉浜に到着すると、昨夜お世話になったHさん御夫婦が、浜で出迎えてくれました。全く聞いていなかったので、びっくりです。片付けを終えると、ちょうど電車の出発する時刻で、昼食も取る暇もないままローカル線に乗車。また腹ペコのままで、三陸海岸を後にしました。
 果てしなく長いリアス式海岸は、いくら漕いでもなかなか終わりが見えません。まだまだ続きます。