旅の記録70 三浦半島全漕破ツアー

■日程■
2008/11/22-24
■距離■
@11.6km A17.5km
B10.1km
■同行者■
ガイド1 客2
■交通■
[行き]
逗子からタクシー
[帰り]
ガイドさんの車


 秋のキャンプ最適シーズンもそろそろ終わり。11月には、一度ぐらいはどこかを漕いでおかないといけないと考えていたところ、クーランマランの「三日間で三浦半島全漕破」という案内が出ていました。関東の方にとっては、裏山のようなフィールドかもしれませんが、ガイドさんに案内してもらいながら、気楽に漕ぐのも楽しいだろうと思って参加しました。
 大阪で仕事を終えてから、新幹線で移動し、深夜1時頃に集合場所に到着。葉山の大浜海岸でキャンプして、翌朝からツアーのスタートです。初日はほとんど波もなく、富士山が非常に綺麗に見えるカヤック日和でした。

 順調に漕ぎ進んで、荒崎付近で上陸し、岬周辺を散策。左写真は、「どんどんびき」という入り江です。徒歩では崖の上からしか見られませんが、シーカヤックなら一番奥にある砂浜まで漕いで行くことができます。そういえば、以前に漕いだときも、この入り江を見つけて、カヤッカーの幸せを感じたのを思い出しました。
 初日は、長浜(なはま)で終了。ガイドの福田さんに車を出してもらい、風呂に入った後、参加者と居酒屋で食事をしました。たまにツアーに参加すると、こういう贅沢が味わえるのがいいですね。

 2日目は、少し風が出る場面があったものの、概ね良い天気。景色も一番良い日でしたが、カメラを車の中に忘れてきてしまったので、この日は写真なしです。すみません。唯一、城ヶ島から携帯電話で撮ったのが右写真です。
 途中に立ち寄った小網代の森は、人の手がほとんど入っていない貴重な自然です。紅葉で色付き、非常に美しい光景でした。前回来た時は気が付かなかった場所です。やはり一人で回っていると、ポイントを外してしまうことがあるんですね。城ヶ島を回り、毘沙門(びしゃもん)で上陸して焚き火キャンプ。

 さて、いよいよ最終日ですが、お天気は下り坂で、午後から雨の予報。8時に漕ぎ出した時には、既に強い北風が吹き始めていました。剣崎まで行ってみたものの、そこから先をJAVAで漕ぐのは無謀に思われたので、三浦半島の南岸を漕ぎながら、城ヶ島まで戻ることになりました。

 途中、小さな湾の奥にある、干潟に上陸して休憩。葦の群生に、蟹や小鳥などの生き物等、自然の宝庫になっています。ここも、前回は気が付かなかった場所でした。

 城ヶ島の橋の下まで漕いでツーリング終了。カヤックのパッキングを終えた直後に、雨が降り始めました。いいタイミングでした。
 残念ながら、三浦半島の全漕破はできませんでしたが、ガイドさんや参加者と、話をしながら漕ぐのは良い時間でした。