旅の記録71 冬を追いかけて三陸

■日程■
2009/3/21-22
■距離■
@30.7km A25.7km
■同行者■
なし
■交通■
[行き]
JR細浦下車
[帰り]
JR南気仙沼乗車


 春の陽気を感じるようになってきた今日この頃ですが、ようやく遅ればせながらの2009年初漕ぎをしてきました。気が付いたら、冬漕ぎもまだしていないぞ。これはいかん。ということで、冬を追いかけるように、三陸で冬JAVAしてきました。こんなことができるのも、ドライスーツのおかげです。
 当初、4日間漕ぐ予定でしたが、後半は荒れる予報。天気図とにらめっこしながらあれこれシミュレーションした末、細浦スタートとしました。前日20日に移動し、小さい漁港の端でこっそりキャンプして、翌朝早朝出艇。さすがは東北、山頂部にはまだ雪が残ります。

 以前も漕いだ、穴通磯や碁石海岸を始め、景勝地と書かれているところはだいたい通りますが、正直な所、この辺りの海岸はスケールが小さめです。そもそも、断崖の標高が低いので仕方がないことではありますが。

 今回一番苦労したのが、広田湾渡り。前半は向かい風で、時速3kmぐらいしか出ず、後半は追い風に変わってコントロールしにくい状況でした。やっぱり、ラダーのあるカヤックが欲しい。1時間20分ほどかかって、湾を横断しました。

 この日は砂子浜の海岸でキャンプ。ここは、キャンプツーリングするには理想的な浜です。徒歩数分の範囲に、トイレ、スーパー、ホームセンター、コンビニ、バス停、民宿など、至れり尽くせりのインフラが揃っていました。お陰様で、豪華な夕食で一人宴会。ところで皆さん、「もうかの星」って、何の事だかご存じでしたか? 聞いたらぎょっとする食材ですが、シャキシャキした食感で、非常に美味でした。気仙沼に来たら、ぜひお試しを。
 翌朝は、午後から荒れる予報だったので、早朝から出艇準備。朝の気温は0度でしたが、日差しが暖かく、風もなかったので、気温ほど寒く感じません。
 少し漕いだところで、今回のコースのハイライトの巨釜半造(おおがまはんぞう)に到着。巨釜は高さ16mの石柱。うーん、下北の仏ヶ浦と比べてしまうとなぁ。

 波風の心配をしていましたが、意外にもあっさりと唐桑半島を回り、無事に気仙沼湾へと入りました。湾の奥は、穏やかな静水が続く内海が広がります。

 この後、気仙沼で上陸場所を探しますが、岩手県のガイドブックしか持っておらず、宮城県である気仙沼は大雑把な地図しか出ていなかったのでした。大川を少し遡ってお昼にした後、大船渡湾内をさまよって、結局桟橋の梯子から上陸しました。後で、大川からの方がJR南気仙沼に近いことが判明……
 その後、風雨も強くなり、翌日以降も期待できそうになかったので、予定を切り上げて帰ることにしました。もう少し、下準備が必要でしたなぁ。

 これで、三陸海岸を漕いだ日数は12日間、距離は270kmになりました。ようやく、半分ぐらいは漕いだでしょうか。まだまだ長い。